ヘルニア東大生 雑記

ヘルニアの東大生がヘルニアをいかに克服していくかという話です

私がどうしてこんなに小沢健二を好きなのか

どうも、一日に最低10回は小沢健二の曲を聴く生活を一年続けているマンです。小沢健二を愛してやまないものの、誰も小沢健二を好んで聴いていない昨今の悲しい僕の友人関係に幾ばくかのインパクトを与えるために、重い腰(ヘルニア)を上げて、小沢健二が好きな理由について書き記したいと思います。

(↓このスカしてる人が小沢健二

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1.小沢健二とは誰か

まずはwikipediaより下記引用

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大学学中からアマチュアバンド「ロリポップ・ソニック」で活動。プロデビューを果たすと同時に「フリッパーズ・ギター」と改名した。オリジナルアルバム3枚といくつかの再編集盤を残して1991年に解散

フリッパーズ・ギター解散後、ソロで音楽活動を開始する。

1993年、シングル「天気読み」でデビュー、1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』をリリース。

1994年、ヒップホップ・グループのスチャダラパーと共演したシングル「今夜はブギー・バック」をリリースし、50万枚を超えるヒットとなる。

1994年、ソウルミュージックのアレンジ・多くの引用からなる2ndアルバム『LIFE』が大ヒットとなる。これと前後し、メディアでの軽快かつ知的で余裕のある振る舞いやファッションが支持され、「渋谷系の王子様」と称されるまでの人気を博すようになる。

1998年、シングル「春にして君を想う」をリリース後しばらく活動を休止。

2017年2月22日『春にして君を思う』以来19年ぶり、21世紀になってからは初めてとなる新曲『流動体について』を発売した。

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90年代に若者の間で流行った渋谷系というジャンルのアイコンとも言える存在であった彼は、2ndアルバムLIFEの大ヒットとともに一世を風靡しますが、突然何事もなかったかのように音楽界から、そして日本から消えてしまいます。

一番のヒット曲である"今夜はブギーバック"は耳にしたことくらいあるのではないでしょうか。

 

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2.小沢健二の何がすごいのか

それではいかに小沢健二というアーティストが美しいのか、についてです。

a)詩

小沢健二といえば詩です。彼は作家業のようなものも営んでいて、ライブの間にMCの代わり朗読を行うなんてライブもありました。その中で僕の一番のお気に入りの詩を紹介しておきたいと思います。

shinohon.blogspot.jp

非日常的な時間における市井の人々の様子を綴った詩です。一見なんてことのないような文章に思えますが、言葉の選び方や、捉えている感覚の鋭さというものには眼を見張るものがあります。このような言葉に対する敏感さは曲の歌詞にもはっきり出てきます。

 

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http://j-lyric.net/artist/a0025b2/l002a7e.html

"さよならなんて云えないよ"という歌で、タモリさんが絶賛したことでも有名です。こちらの歌詞も一見するとなんてことのない歌詞に見えるのですが、一文一文立ち止まってみると、その裏にある彼なりの真理のようなものを垣間見ることができると思います。

あまり難解な言葉を使うことがなく、そのまま素通りしても耳障りのいいローコンテクストな部分と、噛めば噛むほど味が出るハイコンテクストな部分が一つの作品に同時に存在しているように感じます。これはなかなか作り手にとって困難なことであるようで、ララランドなど現在ヒットと称されている作品が達成できていない領域であるとも言えるでしょう。そこが私が思う小沢健二の詩の凄さであり、真のポップアーティストたる所以ではないでしょうか。

b)メロディー・演奏

詩以外の曲自体にも優れた点が多くあります。個人的には真っ黒でセクシーなビートを聞いているだけでそれはそれは満足なのですが、やはり特出すべきは人力サンプリングとも言えるフレーズの散りばめでしょうか。

まずはこちらを少しお聞きください。

 

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そしてその後こちらを。

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これパクリやん!と思った方も多いでしょう。まあそういう見方もできるのですが、本人の意図としては過去の素敵な音楽をアーカイブしているつもりなのだろうなと思っています。他にも多くの曲がいわゆる"元ネタ"というものを持っており、リスナーはそこからさらなる音楽の歴史を辿ることができるわけです。僕もこのおかげでstyle councilとかめっちゃハマりました。

曲自体に関しても、耳障りが良いだけでなく、その奥への導線もしっかり引かれているわけですね。

そしてフリッパーズギター時代含め、海外の先進的な音楽を積極的に日本へと取り入れた役割も大きいでしょう。ピチカートファイブ田島貴男など渋谷系と称されるアーティスト全般に言えることですが、やっぱり今聞いてもとても新しく20年以上前の音源にはとても聞こえないわけです。現在の日本の(流行りの)音楽が(一部の人から)つまらないと評される(もちろんめちゃくちゃかっこいい人たちもたくさんいます。)のも、内向き志向といいますか、海外の先進的な取り組みを見ず、同じような曲ばかり繰り返しているからではないでしょうか。その前にはケンドリックラマーをガラガラにしてしまうようなリスナーの存在があると思いますし、なにも海外を真似しろ!とすれば言い訳ではないのですが、その話はまた別に。

 

とにかくみなさん小沢健二を聞きましょうね、それが今日、伝えたいことです。

では。